令和5年11月11日（土）、「“みる・きく・かおる・あじわう・ふれる”五感で竹の魅力を体感！」をコンセプトに「Bamboo Festa＠うべ（バンブーフェスタ）」が宇部市の北部、小野地区で開催されました。会場は、旧小野中学校に開設されています竹の総合施設「竹Ｌａｂｏ」です。（主催：宇部市、エシカルバンブー株式会社）

会場においては、花かご、うぐいす笛、パンフルート、竹和紙などを実際に作ってみるワークショップや、タケノコや竹炭を使った竹フードの販売、竹の音色を楽しむ竹楽器の演奏、「竹」を知る竹ラボツアーなど、「見て・聴いて・味わって・作って・考える」、まさに「五感で楽しむ」マルシェが開かれ、また、「竹Ｌａｂｏ」では、竹や竹製品の展示だけでなく、「竹の情報が満載された博物館」として学ぶこともでき、市内外からの家族連れ・ご夫婦や、地元の皆さんなど、午前中から多くの来場者で賑わいました。

「竹」は、昔から我々の生活に非常に身近なものですが、実は、この竹林を放置すると山林を侵食し根が浅いので、豪雨災害等をもたらす危険性があります。

山口県は全国で４番目の竹林面積があり、管理者の高齢化などの理由から管理されていない竹林の繁茂が拡大し、いま社会問題化しています。

そこで、宇部市においては、この課題に対応するため、この「竹」を有効活用し、竹に関する情報をみんなで共有し発信するとともに、竹に関する取組や竹製品の開発、竹林整備などに、行政、企業、地域が一体となって取り組んでいるところです。

このイベントもその取り組みの一つであり、こうした取り組みのその拠点となるのがこの「竹Ｌａｂｏ」です。

本市の北部地域においては、人口減少、担い手不足など様々な課題を抱える中で、宇部市ではこのような「竹の資源循環」に向けた取組をはじめ、「共創」による取組みを通じて、「持続可能なまちづくり」に取り組んでいます。