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2023.09.12

持続可能なものづくり「小野和紙」

令和5年8月30日、宇部市の北部に位置する旧小野中学校の一角にある「小野紙漉き場」を訪問し、「紙漉き体験」の現場を拝見させていただくとともに、実施に体験もさせていただきました。

小野和紙は、古くは奈良時代には紙の産地として、紙づくりが営まれ、中世、近世と時代とともに産業として脈々と受け継がれて行き、後に米、塩とともに、「長州の三白」と言われるほど地元経済を支え発展してきたと伝えられています。

しかしながら、時代の流れとともに紙づくりを営まれる方もいなくなり、一旦はこの紙漉きの伝承技術も途絶えましたが、ふるさとの伝統技術・文化への熱い思いのなかで、地元の中学生が主体となり、小野地区の皆さんの努力で復活されました。

  

  

和紙は繰り返し再生させることが可能であり、自然にやさしい必需品で、アートにもなります。私も初めて体験をさせていただきましたが、自然にマッチしたオリジナルな作品を作ることができました。

和紙づくりは、その原料となる楮(こうぞ)の栽培から始まり大変手間のかかる作業です。「伝統技術・文化の伝承」というものは簡単なことではありませんが、今の時代だからこそ必要な「持続可能なものづくり」に向けて、地元の皆様をはじめ様関係者連携のもと、ふるさとに受け継がれていくことを期待しています。

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