宇部SDGsTOPICS
PICK UP
2025.06.24
宇部市のエネルギーどうする? ~ サステイナブルな 未来のために ~
6月5日(木曜日)、エネルギーについての知識を得ることで、エネルギー問題の課題やその解決策を生徒自らが考えるエネルギー学習会が、ときわ湖水ホール及びその周辺で開催されました。その課題に挑戦されたのは、常盤中学校2年生184名の皆さんです。
午前中は、生徒の皆さんが3つのグループに分かれ、①エネルギーツアー、②大展示ホール、③ミーティングルーム、それぞれのブースをローテーションしながら、様々な電力について学ばれました。
エネルギーツアーでは、市の職員から、風力・水力発電、太陽光発電のほか、地域新電力の取り組みについても説明を受け、大展示ホールでは、山口合同ガス株式会社の社員の方々から、これからの活用が期待される燃料電池や、天然ガスの現状等について、また、ミーティングルームでは、中国電力株式会社の社員の方々から、火力発電や原子力発電に関し、その現状やメリット・デメリットについて学び、その発電の原理についても体感しながら学ぶことができました。
日本にとって重要なエネルギー問題。今回の学習会においては、企業の皆様のご協力の下、その安定供給や環境保全など、様々な角度から日本のエネルギー事情について学ぶことができ、これからのエネルギー問題について「自らが考える」機会となりました。
午後からは、学校へ戻り、体育館においてワークショップが開催され、午前中にときわ公園で学んだことを礎として、テーマとなる電力について、「宇部市で発展、普及させるためにはどうしたらいいか」、その方策をみんなで考えそのアイデアをまとめ、ポスターセッションにより発表を行いました。
生徒の皆さんは、小グループに分かれ、まずはグループごとにそのアイデアを模造紙にまとめることに集中。その後、生徒全員が説明する側と質問する側に分かれて意見交換するとともに、その意見や感想を付箋に書きどんどんポスターに貼っていくことで、会場は一体感の中、大変盛り上がりました。
常盤中学校では、こうした地域の課題にチャレンジし生徒自らが考える「ときわ学」を3年間通して実施され、将来の「地域に貢献できるSDGs人財」の育成に取り組まれています。