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2025.09.10

インドネシア共和国ブンカリス県から研修生来宇!

 この度、宇部市は、8月25日から29日までの1週間、インドネシアからNGO団体SEMESTA(セメスタ)職員3名を受け入れ、インドネシアにおいて学童を対象にした環境教育・学習が継続的に実施されることを目指し、その指導者を育成するための研修会を開催しました。

   

 この研修は、ばいじん公害に「産・官・学・民」の四者が相互信頼のもと、一体となって取り組んだ「宇部方式」が国際的にも高く評価され、宇部市が 1997 年に国連環境計画(UNEP)から「グローバル 500 賞」を受賞したことを契機に、宇部環境国際協力協会(宇部 IECA)と宇部市が連携して、地球環境保全のための国際協力を継続して進めるため、毎年海外から研修生を受け入れているものです。

 3名の研修生の皆さんは、様々な角度から環境教育についての講義を受講されるとともに、直接市内の小学校などの教育現場や、本市の廃棄物処理の現場も視察されました。

   

 そうした中、8月26日には、SDGs推進センターからは、「SDGs推進におけるESDの位置づけ」と題しまして、本市のSDGs推進の取り組みや、「せかい!動物かんきょう会議」についてのお話をさせていただきました。

 皆さんは、自己紹介のなかで、普段の仕事のことや、この研修でのご自身の目的・目標などを語られ、和やかな雰囲気のなかにもこの研修に対する熱意を感じたところです。

   

 インドネシアは今、経済発展に伴う人口増加が進む中、家庭ごみやプラスチックごみの不適切な処理等による水質の悪化、排水溝の詰まり、洪水の発生が頻発しているにもかかわらず、地域の生活環境は改善が進まず、様々な都市環境問題に直面しています。

 こうした状況を踏まえ、NGO団体SEMESTA(セメスタ)では、単に地域のごみ問題に対峙するのではなく、地球環境に配慮した意識と行動が重要であるとの認識もと、宇部市の小中学校で実施されているESD(持続可能な開発のための教育)を参考に、子どもたちに質の高い環境教育を提供し行動変容を促すことが、長期的な観点から極めて重要かつ有効であるとの考えから、研修生を派遣されています。

 SDGs17番目のゴールは「持続可能な開発のための実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する」ことです。

 宇部市はこれからもSDGs達成に向けて、この「宇部方式」を世界に向けて発信していきます。

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